脚を広げて座れない。その習慣が股関節痛を招いている?

ずっと座っていて立ち上がるの瞬間や、歩き始めに股関節がズキッと痛む。

立ち上がる時に股関節に痛みを感じる女性

そんな股関節痛に悩む女性は少なくありません。加齢のせいだと思われがちですが、実は幼いころから続けてきた「座り方」の習慣が関係していることがあります。今回は、見落とされがちな股関節痛の原因と、今日からできるセルフケアをご紹介します。

股関節痛の原因は加齢だけではない

加齢による軟骨のすり減り

年齢とともに、股関節まわりの軟骨はすり減っていきます。これは股関節痛の背景としてよく知られているものです。

股関節まわりの柔軟性の低下

股関節まわりの筋肉が硬くなると、関節そのものの動きが制限され、負担が集中しやすくなります。

お尻(インナーマッスル)の弱さ

骨盤を支えるお尻の深い部分の筋肉が弱くなると、骨盤が不安定になり、股関節に負担がかかりやすくなります。

「脚を閉じて座る」習慣が、女性の股関節を硬くしている

見落とされがちなのが、日本特有の「座り方」のマナーです。「女性は脚を閉じて座るもの」という躾やマナーを、幼いころから教えられてきた方は多いのではないでしょうか。

電車の長椅子に座っている人々

股関節は、閉じる方向にも開く方向にも大きく動く関節です。しかし、脚を閉じて座ることを長年続けていると、股関節を大きく開く・広げるという動きの方向をほとんど使わなくなります。関節や筋肉は、使われない方向があると、その分だけ柔軟性が失われていくという性質があります。

つまり、「脚を閉じて座る」というマナーを幼少期から大人になるまで積み重ねてきた結果、股関節が開く方向に硬くなり、立ち座りや歩行の際に負担が集中しやすい状態をつくってしまっている可能性があるのです。これは特別なことではなく、同じマナーの中で育った多くの女性に共通して起こりうる変化です。

現代的な生活スタイルがさらに拍車をかけている

では、このマナー自体は昔からあったのに、なぜ股関節痛に悩む女性は現代の方が多いのでしょうか。実は、昔の生活には、このマナーによる影響を補っていた別の動作がありました。和式トイレ、床に座っての食事、床に敷いた布団で寝る生活など、かつての日本の暮らしには、しゃがみ込む・深く膝と股関節を曲げるという動作が、現代よりもはるかに多く含まれていたのです。

現代と昔の家の中の比較

こうした「しゃがむ」動作は、座り方のマナーとは違う角度から股関節を大きく使う機会になっており、股関節全体の可動域を保つ役割を果たしていました。ところが、椅子やベッド、洋式トイレが当たり前になった現代の生活では、このしゃがみ込む動作そのものがほとんど失われています。この「しゃがむ機会の減少」は、膝痛記事でもお伝えした、膝を曲げきる動作が失われている現代の生活習慣と、まさに同じ構造です。

つまり、「脚を閉じて座る」マナーは変わらず受け継がれている一方で、それを補っていた「しゃがむ」生活動作だけが現代になって失われたことで、股関節の硬さが相殺されずにそのまま蓄積しやすくなっているのです。これが、現代の女性に股関節痛が多い大きな理由のひとつと考えられます。

今日からできるセルフケア

※股関節の痛みが強い、歩くたびに痛む、安静にしていても痛みが続くといった場合は、自己判断でセルフケアを行わず、まず整形外科などの医療機関を受診してください。以下のセルフケアは、痛みが落ち着いていて、無理なく行える範囲でお試しください。

①テニスボールでお尻ほぐし&ストレッチ

お尻の下にテニスボールを置いて体重をかけながらゆっくり転がしほぐします。ほぐした後にお尻を伸ばすストレッチを行うと、股関節まわりの柔軟性をより効果的に取り戻せます。

②クラムシェル

横向きに寝て両膝を曲げ、かかとをつけたまま上側の膝だけをゆっくり開きます。股関節を安定させるお尻のインナーマッスルを鍛え、骨盤を支える力を養います。

③イスに座って股割り

椅子に浅く座り、両膝を外側に開いて股関節まわりを広げます。長年使われてこなかった「開く」方向の動きを、無理のない範囲で取り戻していく動きです。

セルフケアだけでは改善しない股関節痛もある

長年の習慣で硬くなった股関節の可動域や、骨盤の安定性は、自分だけで正確に把握し、改善していくのが難しいポイントでもあります。

PentaFitnessの股関節痛改善アプローチ

PentaFitnessでは、整体で股関節・骨盤まわりの柔軟性を整えたうえで、お尻のインナーマッスルを鍛えて骨盤を安定させるパーソナルトレーニングを組み合わせています。長年の習慣で狭まった可動域を、無理なく取り戻していく体づくりを目指します。

くわしくは股関節痛改善ページ、反り腰改善ページもご覧ください。


まずは体験トレーニングから、ご自身の体の状態を確認してみませんか?


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